犬の親子手帖
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犬の交配

愛犬の子供が見たい! そっくりな子犬を抱いてみたい! ここまで来たあなたは、そんな安易な考えで交配を考えているわけではないでしょう。子犬を産ませてお金儲けしようと考えている人もおりましたが、出産だけではなく、出産したあともどれだけお金がかかるのか、母犬だけで子育てするのではなく家族だれかがいつも様子を見ていなければいけないことなどを告げると諦めたようですが……犬の交配を簡単に考えないでください。ペットではなく家族として考えてあげましょう。

交配前

交配時期

交配の前に、交配相手を探さなければいけません。自宅で雄と雌を飼っていて、血統的にも支障がない場合を除き、相手を探さなければいけません。ブリーダーにお願いしたり、知り合いに頼んで交配するなどの手段があります。この場合、遺伝性疾患がないかきちんと確認をすることが大事ですし、交配料や、受胎しなかった場合の再度の交配などのことも相手側と話し合っておかなければ後々トラブルの元になります。交配料を交わさずに子返しという方法もあります。いずれにせよ、取り交わした約束は書面に残しておくようにしましょう。

交配は基本的に雄犬のところに雌犬を預ける形で行います。一緒に暮らしている場合は問題ないでしょう。交配に一番適している時期は「犬の生理」にもあるように、生理の血が止まってからの発情時期になります。雌犬が雄犬を受け入れるようになるのは、この発情時期の約5日間だけですので、ブリーダーなどにお願いするとこの時期に2回交配させるようです。雌犬が出産に向いている年齢は1歳半以上になってからがいいでしょう。7歳くらいまでは出産可能ですがあまり無理はさせないようにしましょう。雄犬は2歳以降で12歳くらいまでは交配が可能です。雌犬の場合初ヒートで交配させるのは、血統書も発行されませんし雌犬の体自体がまだ未熟なので避けましょう。成熟した卵子の受精能力は約5日間というのはもうお分かりいただけたと思います。雄犬の精子も交配後5日間受精能力があります。

交配の方法

犬の足元が滑らない場所で行いましょう。雄犬の飼い主側から交配証明書を出してもらうのを忘れないでください。血統書の申請ができなくなってしまいます。血統書の申請には交配時の写真や第三者の立会いがいるので交配証明書が必要になるのです。まず雄犬が雌犬に乗ってマウントします。雄犬が雌犬にロックされて簡単に離れなくなります。雄犬はマウント時に射精しますのでマウントが終わってロックされたままの状態の時にはすでに射精も終わっています。射精が終わると雄犬は雌犬をまたぐように反対向きになり、おしりとおしりを合わせる格好になります。この時間は短くて15分ほどですが、長いと30分以上続きます。雌犬は離れようとしますがすぐには離れられません。

旨く交配できない場合

経験のない雄犬は、うまく交配できない場合があります。この場合、人間が雌犬を保定するという交配の仕方もあります。雄犬が雌犬より小さい場合は段差を作ってあげるなどして、交配しやすい環境を作ってあげます。雌犬の体格が小さいのに雄犬の体格が大きい場合は、うまく妊娠できたとしても出産時には子犬が大きすぎて難産になりますので体格差のある交配は避けましょう。

それでもうまく交配できない場合

人間と一緒で、犬にも相性はあるようです。人工交配をさせてまで子犬を産ませたいですか? 愛犬は命をかけて出産をするといっても過言ではありません。次回の発情まで待ってみてはどうでしょうか。

COLUMN 〜はなちゃんの交配〜

はなちゃんとまろちゃんの交配は、初めて同士だったのにとてもスムーズに運びました。というか、飼い主の見ていないところで勝手に交配してしまったのです。2回目の交配は飼い主の布団の上で。後ろ向きにつながったまま、2匹は困った顔で飼い主を見つめていました。10分ほどでロックが解けましたが、この2回目の交配により、飼い主ははなちゃんの妊娠を覚悟するのです。もちろん交配させるつもりでしたので、交配や遺伝性疾患の勉強はしていた飼い主でしたが、すぐかかりつけの獣医さんを訪れて、これから約1ヶ月先には確認できるであろう妊娠の可能性のあること、それらに対する注意点などを仰ぎ、きたるべきはなちゃんの妊娠確定に備えたのです。仲良し犬夫婦の誕生です。

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