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犬のワクチン

犬のワクチンと聞いて一番に何を思い出すでしょうか。年に一度、義務づけられているワクチンですか? 任意で打つ混合ワクチンでしょうか。犬を飼うにあたり、ワクチン接種は大切なことです。きちんと接種してあげましょう。

ワクチンの必要性

予防接種証明書 ※クリックで拡大

何故犬のワクチンは大切なのでしょうか。私たち人間は、何かしらの予防接種を受けると大体が生涯その免疫を持ち続けます。一方犬はある程度の期間が過ぎるとその免疫がなくなってしまうのです。産まれたばかりの子犬は母犬からもらった免疫がありますが、徐々にそれも薄れてしまいます。定期的にワクチンの接種をしてあげなければ命にかかわることもあるのです。中には人間にもうつってしまうものもありますのでやはりワクチン接種は大切なものといえます。ワクチンのアレルギーを持った犬もいて副作用が出る場合があります。獣医さんとよく相談をして接種するか否かを決めてください。交配をさせる場合は母子間や経口でうつってしまう病気を防ぐためにも、ワクチン接種をしていない相手との交配は避けるべきです。

予防接種証明書

ワクチンの種類

任意で受けるワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンとがあり、これらの混合ワクチンは何種類かに分けられます。ワクチンを製造しているメーカーによって様々ですが、2種から9種まで予防適応も様々です。種類が多いほど予防できるものも多くなりますが、地域によっては接種する必要性のないものもありますので、獣医さんと相談して何種を接種するかを相談して決めましょう。もちろん予備知識としてご自身で理解していることが大切です。

主な予防接種

ワクチンで予防できる主だったものを紹介しましょう。これらを頭におき、獣医さんと何種を接種するか決めましょう。

犬ジステンバー

昔と違い、ワクチンが一般に浸透している現在では数も少なくなってきてはいますが、まだまだ周期的に発生しているのでこのワクチンはぜひとも接種しておきましょう。熱が出たり、目やに、鼻水やくしゃみ、下痢など人間で言う風邪に似た症状が出ます。元気もなくなり脳を冒されて運動障害が出るなどして命にかかわることの多いものです。

犬伝せん性肝炎

お腹を痛がり下痢をして熱が出ます。扁桃腺の腫れも見られ、眼球が白く濁ったりします。子犬の頃に症状が出てあっと言う間に命を落とすことの多いものです。

犬パルボ

犬を飼っている人ならこの名前を知らない人はいないでしょう。非常に恐ろしいものでお腹を下したり嘔吐があったり、熱を出して脱水症状に陥る腸炎タイプと、いきなり呼吸困難を起こして命を落とす心筋炎タイプがあります。

犬パラインフルエンザ

咳や鼻水などの症状が出ますが、インフルエンザといっても人間のそれとは違い、自然治癒してしまうことがほとんどです。

犬伝せん性咽頭気管炎

単独ではあまり恐いものではありません。合併症により命にかかわるものになります

犬レプトスピラ

これは犬から人間にうつるもので注意が必要です。レプトスピラと診断されたら犬が使用していた食器の消毒や、トイレ周りの処理に注意をはらわなければいけません。症状としては嘔吐、発熱(高熱)、痙攣、昏睡、血便など様々なものがあらわれますが、早期であれば抗生物質で治療できるものです。日常の予防としては池や汚れた河川に犬を入れないようにすることです。

ワクチンの料金

 

フィラリア予防薬

ワクチンの料金は犬の個体の大きさに関わらず、同じ料金になります。生後42日以降は2〜3回、続けて毎月接種しますが、それ以降は年に1度の接種になります。(獣医によっては2年に1度とする場合もあります)接種するワクチンが何種になるかで料金も変わってきますが、大体5種で5000円前後、8種で7000円前後になるようです。

このフィラリア予防薬は、心臓に寄生するフィラリアに対する薬で、そのほとんどがビーフ味のチュアブルタイプになっています。蚊からうつるので蚊が発生する前の5月くらいから、蚊の姿を見かけなくなる11月くらいまで、毎月1度経口で摂らせます。フィラリアも母子間で出産時にうつりますのできちんと時期になったら接種させるようにしましょう。

交配とワクチン

ここまで読んで、ワクチンを接種するだけで命にかかわる病気を避けることができる、それがお分かりになったと思います。ワクチンを接種せずにいたずらに交配をさせ、不幸な子犬を作らないために、ワクチン接種は犬のためにも飼い主のためにも大切なものなのです。