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犬の出産準備

もうすぐ出産の日が近づいていますね。出産の準備は整っていますか? 準備するのは物だけではありません。環境もそうですし、緊急の事態が起きたときの対処法を整えておくのも準備のうちの一つです。例え使わなかったとしても準備しておくことに越したことはありません。

環境を整える

飼い犬は人間に頼って生きていますので、出産するからといって自分で準備できるわけがありません。自分の産みたい場所で出産することはできませんので飼い主が環境を整えてあげなければいけません。

産室の準備

室内犬だと部屋の中を自由にしていることが多いですね。眠るときも飼い主と一緒だったりクレートの中だったりしますので、まさかそこで出産させるわけにはいきません。ダンボールなどで産室を作り、出産前からその中に入って慣れるようにしてあげなければいけません。産室の広さは、幅は犬の体調の2倍、奥行きが1.5倍はほしいものです。これだけの大きさがあれば子犬が産まれてから育児をするにも十分 でしょう。産室の入り口は子犬が動き回っても出られない高さにします。注意しなければいけないのは、授乳が始まった母犬のお腹は乳腺が発達して下に垂れ下がり気味になります。母犬が出入りするときに当たらない高さにします。できればダンボールやお風呂の蓋などで屋根をつけるようにしてください。母犬が落ち着いて育児ができます。また、産室の設置場所はにぎやかな場所は避け、母犬が落ち着ける場所にします。

同居犬と離す

多頭飼いや父犬が同居している場合、出産してから母犬と離すべきですので、いつも一緒に仲良く暮らしている場合は別々に離す練習もしておきましょう。陣痛で苦しんでいるときに他の犬が寄り付かないようにします。

車の準備

出産がうまく進まず、急遽動物病院に母犬を運ばなければならない事態に備えて、出産間近になったらいつでも車を使用できるようにしておきましょう。したがって、運転できる方が身近にいることが必要になります。
車の振動で出産が進む場合もありますので、車の中には清潔なタオルを何枚か用意しておきます。 シートは汚れてもいいように新聞紙やシーツなどで覆っておきます。

出産に必要な物を揃える

中には準備しても使わないものもありますが、一応用意だけはしておきましょう。

電子体温計

出産の兆候は体温から知ることができます。人間用の電子体温計で十分ですので用意して直腸で検温して体温の変化を記録します。

はかり

デジタルのものでしたら細かく量れるものがいいです。普通の台所用で十分ですので1〜2kgまで量れるものを用意しましょう。産まれた子犬の体重測定に使用します。

タオル

産まれたての羊水で濡れた子犬を拭きます。何枚か多めに用意しましょう。

普通の木綿糸でかまいません。かかりつけの動物病院から縫合用の糸を分けてもらってもいいでしょう。へその緒を切るときに使います。へその緒は母犬が噛み切る場合もありますが、その際止血にも使います。

ハサミ

へその緒や糸を切ります。一応消毒しておきましょう。

消毒綿

ハサミや糸、体温計を消毒するのに使います。あらかじめ消毒しておいて清潔なまま保管しておいてもいいでしょう。

筆記用具

子犬が順調に成長しているかを記録するためには、産まれた時の体重を記録しておくのも大切です。最初から記録しておきましょう。

保温箱

先に産まれた子犬を母犬が次の出産をしている間にいれておく箱が必要です。産まれたての子犬は自分で体温調節ができませんので、タオルなどを敷いた箱を用意しましょう。

COLUMN 〜はなちゃんの産室

はなちゃんに用意されたのは大きなダンボールで作られた産室です。いつも眠るときに入るサークルの横に置かれました。産室は新聞紙を敷き詰め、更に新聞紙を細く切ったものが入れられました。はなちゃんは興味深く覗き込みますが入ってみようとはしませんでした。慣れさせるためにも抱っこをしておやつのジャージーなどを置いて入れてもジャーキーだけど咥えてでてきてしまいます。サークルの中に産室を入れてみましたが、サークルにさえ入らなくなってしまいます。はなちゃんはどこで出産するのでしょうか。旦那様のまろちゃんと別居の練習も始めました。1階と2階に引き裂かれて相手を恋しがる2匹。どうしても一緒にいたいらしく、はなちゃんもまろちゃんもお互いドアを見上げて離れません。いよいよはなちゃんの出産ですがこの2匹はどうなるのでしょうか。