帝王切開

トップページ > 犬の妊娠から出産まで > 犬の帝王切開


スポンサードリンク

犬の帝王切開

犬の出産に際して、様々な理由により帝王切開になってしまう場合があります。


犬種によっては出産前から難産が予想されるものもありますし、陣痛が弱くて中々いきむことができない場合、骨盤が、胎児が通過するには狭すぎたりすると難産が予想されま

帝王切開の判断

犬は安産だというのはもはや迷信の域に入っています。


陣痛が微弱な場合は陣痛促進剤を投与します。


難産でも獣医さんが助産をして出産させる場合と、途中で帝王切開に切り替える場合とがあります。


モデル犬はなちゃんがまさにそのいい例です。


獣医さんが自然分娩が不可能だと判断し、すみやかに帝王切開に切り替えます。判断がよく、帝王切開が行われた場合は術後の経過もその後も良くなります。

子犬

帝王切開後

帝王切開で胎児を出産させ、麻酔から覚めた母犬はすぐに子犬の面倒を見始めます。


初産の場合や、飼い主に強く依存している犬だと子犬に感心を示さない母犬も中にはいます。


この場合には子犬に母乳を吸わせてみましょう。吸われることで刺激になり、母性本能が働きます。


犬に限ったことではないのでしょうが、母性本能とはすごいもので人間とは違い、誰も母乳を与えることや子犬の排泄の世話をするのを教えたわけでもないのに、一生懸命母乳を与え、そのあとは排泄させるために股間を舐めてあげるのですから驚きです。


帝王切開での傷もあるのに、もみくちゃにされて授乳させる姿には感動します。


1度帝王切開をした母犬は、次の発情での交配は避けましょう。自力で産むことができずに、再度帝王切開の可能性があります。


家庭犬であれば2度と出産させないようにするのが犬のためでもあります。

スポンサードリンク

帝王切開の流れ

母犬に麻酔処置をし、お腹の毛をバリカンでカットします。


お腹を切開したら丁寧に子宮を体の外に出します。子宮内には胎児が入っていますので簡単に見つけることができます。


丁寧に扱わなければ傷をつけてしまうことにもなりますし、子宮破裂を起こしかねないので慎重に扱います。


子宮を注意深く切開したら、子宮内から胎児を取り出します。


子宮の内容物が体内に残ると腹膜炎を起こすので、滅菌消毒されたタオルなどを周りにしいて犬の体内に残らないように細心の注意を払います。


胎盤が子宮からはずれるまでは酸素が胎児に供給されていますが、胎盤が子宮からはずれると酸素の供給はもちろんストップします。


胎児を取り上げて胎膜を取り除き、へその緒をカンシで縛り、体をこすったり羊水を振って出すなど蘇生処置をして自発呼吸を促します。(助手や看護師が行います)全ての胎児と胎盤を子宮から取り出したら、切開した子宮を縫合します。


子宮の内容物が体内に残らないように洗浄します。


胎児を取り出した子宮は目で見てわかるくらいの速さで収縮していきます。子宮の縫合が終わると、縫い残しなどの隙間がないかを確認してからお腹を縫合します。


麻酔から覚めた母犬に、授乳をさせます。子犬にとって初乳は免疫がたっぷり入った栄養満点のご馳走なのです。

帝王切開の費用

気になる帝王切開の費用ですが、あらかじめ帝王切開の可能性があるのであれば、前もって金額を確認してそれより多めに用意しておきましょう


。病院や犬の大きさによって料金は様々です。


急に帝王切開になっても慌てないように、犬に交配をさせる時点で費用のことも念頭に置いておいた方がいいでしょう。


緊急のことですが、母犬と子犬の退院までに用意すればいいのですから、時間はありますので退院時には料金を持参しましょう。

COLUMN
~はなちゃんの帝王切開

元気な子犬ちゃんたち

元気な子犬ちゃんたち早朝5:30に急遽帝王切開が決まったはなちゃん。飼い主さんは仕事にも行かなければならず、気が気ではありません。遂には仕事を休む決意をします。


理解ある職場でしたので、快く休むように言ってくれたのです。9:00、電話が鳴りました。


無事帝王切開が終わり麻酔も覚めて今母乳を与えている、子犬も1頭も欠けることなく5頭ともが元気ではなちゃんも元気で排尿もしたとの連絡です。


まだ様子を見たいため、お迎えは夕方にとのことでした。


10:00出勤の飼い主さんは休むと連絡を入れながらも出勤することができました。夜中に出産が始まり朝までには全部を産んで、寝不足にはなりましたが仕事に出ることもできました。


はなちゃんは飼い主孝行の犬ですね。夕方はやる気持ちで病院にお迎えに行った飼い主さん。


小さな小さなダンボール箱に入れられた子犬を見て、その小ささ、可愛らしさに興奮します。続いてはなちゃんが連れてこられました。


お腹の傷のケアの仕方などを先生は説明するのですが、母犬となっても飼い主さんといるのが嬉しいのでしょう。


術後なのに大はしゃぎです。


まだ不安定な傷なので飼い主さんの洋服を血だらけにしてしまいました。


はなちゃんのお世話になった病院は、帝王切開の料金が深夜料金やオペ代金、麻酔代などの全てを含めて4万をちょっと越すくらいでした。


子犬は全部で5頭。156g、142g、124g、147g、132gの元気な子犬の誕生です。抜糸と傷の具合を見るのは1週間後。


この時、飼い主さんはハタと気づくのです。


一緒に避妊をお願いすればよかったと。はなちゃんは再びお腹を切ることになるのですが、そのお話はまた後ほど……。

スポンサードリンク
犬の交配基礎知識
犬のワクチン
犬の生理
犬の血統書
犬の交配
犬の妊娠から出産まで
犬の想像妊娠
犬の妊娠の経過
犬の出産準備
犬の出産
犬の帝王切開
犬の出産後の注意
子犬が生まれたら
子犬の世話
犬の育児放棄
子犬の離乳
生まれた子犬の売買
動物取扱業登録
子犬の売買時期
犬の去勢・避妊
犬の去勢手術
犬の避妊手術
手術後の注意点や必要グッズ

ページの先頭へ