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子犬が産まれたら

子犬が産まれたら、想像以上の可愛らしさに家族全員メロメロになっていることでしょう。でも浮き足立ってばかりはいられません。子犬の世話をする以外に、やらなければいけないことが沢山あるのですから。

新しい飼い主さんへの連絡

血統書の申請

子犬が産まれるのを心待ちにしていたのは家族だけではありません。子犬の予約を入れていた新しい飼い主さんへの連絡を忘れないようにしましょう。雄が欲しかったり雌が欲しかったりと色々相手側にも希望はあるとは思いますが、とりあえず雄が何匹産まれたのか、雌が何匹産まれたのかを知らせてあげます。お互いの都合の良い日に子犬を見に来てもらい、離乳が進んで母犬と離すことができる時期になったら渡す予約をします。もちろん交配相手のところには一番に出産を知らせる連絡を入れましょう。交配相手の雄犬側は新しい飼い主さんよりも優先的に選ぶ権利があります。子返しの場合は雄犬側に優先権がありますので、たとえ1頭しか産まれずに手元に残したいと言ってもそれは許されません。生後しばらくは母犬が子犬の世話をし、離乳が始まり兄弟犬との関わりの中で社会性を身につけ、生後60日を過ぎて1回目のワクチンを接種し、3ヶ月を迎える頃には子犬は新しい家族の元へと旅立ちます。その日まで、責任を持って愛情深く育ててあげましょう。

子犬が産まれたら、血統書の申請を行わなければいけません。血統書の項で詳しく述べていますのでここでは省きますが、血統書の発行は比較的時間のかかるものですので、子犬が新しい家族の元へと行くときには間に合わないかもしれません。後から送られてきますが、それぞれの血統書を間違えることなく、確実に新しい飼い主さんの元へ届けましょう。

→ 犬の血統書

形成術

様々な犬種が存在する犬ですが、生まれて間もなく断尾をする犬種があります。生後間もないため、麻酔が使用できずに麻酔なしで尾を切り落とします。生後2〜10日で行われるこの断尾は、子犬には痛みは感じないとされていますが大きな間違いです。この断尾の仕事が最も嫌だという獣医師さえいるくらいです。また、生後9〜12週ほどで行われる断耳ですが、こちらは全身麻酔を使用し、3ヶ月ほど固定して耳を立たせる形成術です。あなたの家庭で産まれた子犬に最初から断尾も断耳も行わないのであれば、あらかじめ子返しをする相手先や新しい家族になる家庭に伝えておくべきです。断尾や断耳をして、人間の手が加わった形がスタンダードと呼ばれるのもおかしな話です。

子犬の旅立ちまで

子犬が新しい飼い主さんの元へと旅立つまでの間、1匹も欠けることなく健康に成長できるように注意を払いましょう。1度目のワクチン接種でアレルギーなどが出たり、何か変わったことがあった場合は必ず相手先にしらせましょう。新しい家族となる飼い主さんは、今か今かと子犬を迎えるのを首を長くして待っていることでしょう。子犬の幸せを願って手元から離れていくまでの短い期間を愛情をたっぷりそそいで育ててあげましょう。新しい家族の元へ行くときには、それまで食べていたフードや遊んでいたオモチャなども一緒に持参させます。爪を切り、パットの毛の処理もきちんとして、きれいにしてあげましょう。新しい飼い主さんの元へ行く頃には、子犬も活発に動くようになりますので、思わぬトラブルが発生しないよう注意が必要です。

子犬を手元に残す場合

新しい飼い主さんを探さずに産まれた子犬を手元に残す場合、頭数にもよりますが、それなりの覚悟が必要です。保健所への登録料やワクチン代をはじめとする医療費、さらには日常的にかかるトイレシートやフード代など金銭的な面や、シャンプーや散歩などの生活面での事、トイレの躾も並大抵ではないでしょう。最後まで責任を持って愛情深く育てていくことができるのであれば問題はありません。

COLUMN 〜はなちゃんの子犬たち

しっかり母犬ぶりが板についたはなちゃん。5頭の子犬たちには名前がまだついていません。決定ではありませんが、子犬を欲しいという家庭が何件かあり、むやみに名前をつけてしまうと手放せないと考えたからです。マニュアル通りじゃないのは飼い主さんもはなちゃんと同じです。産まれる前に5頭いるとわかっていながら新しい飼い主さんを決めていなかったのですから。5頭は一体どんな家庭にもらわれていくのでしょうか。