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犬の妊娠から出産まで

これまでたくさん犬の交配について勉強してこられたことでしょう。交配から約1ヶ月ほどで獣医の触診によって妊娠が確認できます。経験豊かな先生にお願いすると確実にわかるでしょう。待望のベビーは誕生しそうですか?
こちらでは犬の妊娠から出産までに関する基礎的な知識から、生まれた後に関するケアまでを紹介していきます。

妊娠の兆候

妊娠が確定したら

交配をしたからといって、必ず妊娠するわけではありません。たとえ受胎しても途中で子宮に吸収されてしまい、妊娠が中断されてしまうこともあるのです。妊娠の兆候としては、妊娠初期は食欲も変わりませんし、体重が劇的に増えるわけでもありませんのでよくわかりません。妊娠の確認が可能になる妊娠中期に差し掛かる頃には体重も徐々に増え始めます。毎日の体重測定が目安になりますので、チェックすることをオススメします。

獣医の診察により、妊娠が確定したら緊急時に備えて、診察時間外でも診察してもらえるかどうか獣医に確認が必要です。できればどんな時間であれ診察してもらえる動物病院を選びましょう。病院と先生の自宅が別な場合、携帯電話の番号を聞き、自宅から病院までどのくらい時間がかかるのかも聞いておきましょう。犬の妊娠期間は犬種に関わらず63日であっというまです。出産に向けて正しい知識を身につけていきましょう。

産まれてくる子犬の数は?

小型犬や大型犬で産まれて来る子犬の数は大体決まっています。個体差はありますが、小型犬だと1頭から多くて3頭。大型犬だと多い傾向にあって5匹以上が普通です。おそらく獣医さんに聞いても同じことを言うでしょう。このサイトのモデル犬、はなちゃんの場合も獣医さんは「体も小さいし、せいぜい多くて3頭くらいかな?」とおっしゃったそうです。はなちゃんの出産頭数は後に出てきますので、それまで楽しみにしていてください。妊娠の確定がとれたら、子犬の新しい飼い主になるであろう家庭に連絡をしてあげましょう。その時、頭数の確認がまだとれませんのでその旨も伝えます。

交配前から出産までの流れ

愛犬に交配を行って出産をさせようと思うのであれば、交配前から出産までの流れを把握しておく必要があります。どのような流れを組んで子犬は産まれてくるのでしょうか。

無発情期

交配相手を探す

交配相手が見つかったら、遺伝性疾患や血統を確認しましょう。

交配の予約

交配の予約をしたら、交配料はどうするのか、また、子返しにするのか、交配の回数などを確認して書面に残します。犬同士を合わせて相性の確認もしておきます。

健康診断

かかりつけの動物病院で健康診断を受けておきます。寄生虫の有無とワクチン接種も済ませておきます。

発情前期

生理の開始

陰部の肥大、オシッコの回数の増加、血が出るなどの発情の兆候が見られたら、交配相手と交配日を決めます。

毛の手入れ

毛の長い犬種は交配のときに陰部やシッポの付け根の毛が邪魔になるので事前にカットしておきます。

発情期

雄犬の家へ

雌犬の体調管理をしっかりして、事前に排尿、排便をして雄犬宅へ連れて行きます。雌犬が緊張しないよう家の周りを歩かせてみるのもいいでしょう。

交配証明書

生まれた子犬の血統書の申請に必要なので、雄犬の飼い主には必ず交配証明書を出してもらいましょう。

妊娠初期

過度な運動はダメ

受精卵が子宮に着床する時期なので、シャンプーや激しい運動はさせないようにしましょう。

食事管理

今まで与えていたものを1日1〜2回与えます。栄養バランスを考えましょう。偏食な犬の場合は獣医さんに食事指導を受けるようにしてください。

食欲の低下

子宮に受精卵が着床する頃、人間でいう「つわり」の症状が出て食欲が落ちることがありますが、一時的なものですので心配はいりません。

妊娠中期

着床

受精卵が子宮に着床して時期としては安定期に入ります。適度な運動でしたらさせてもかまいません。

食事の変更

普段与えているフードから、徐々に妊娠授乳期用のフードに変えていきましょう。

妊娠後期

高い所に注意

階段や段差のあるところは危険ですのでなるべく近づけないようにします。

食事の回数

お腹が大きくなるにつれて、胃が押し上げられて一度に食べられなくなりますので1日3〜4回に分けて与えます。食欲は旺盛になります。

超音波検査

妊娠1ヶ月を過ぎると、胎児を超音波検査で確認することができます。

毛の手入れ

出産のときに汚れやすいので、陰部とシッポの付け根の毛をカットしておきます。また、授乳しやすいようにお腹周りの毛も短くしておきましょう。

X線撮影(妊娠50日以降)

予定日の4〜5日前になったらレントゲン検査で、胎児の数や大きさ、骨盤の状態をチェックします。

妊娠末期

産室の準備

あらかじめ産室を準備して、そこに入るように慣れさせます。

備品の準備

出産に必要なものを揃えます。(「犬の出産準備」参照

体温測定

予定日の数日前から朝晩の2回、体温を測定して記録します。出産の前には体温が下がります。

検温

出産間近になると体温は37度以下にさがります。一度下がって再び元に戻りますので、ここからは1時間ごとに検温を行います。最も体温が下がった10時間後には出産になります。

食欲低下

いよいよ出産が近づくと食欲が低下します。便も柔らかくなります。

出産

陣痛が始まります。平均48分で第一子を出産します。そこから10〜15分間隔で出産が続きます。このとき、犬が自力で産めない場合は助産したり獣医師の支持を仰ぎます。