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犬の出産VOL.1

妊娠期間63日を経て、遂に出産のときを迎える愛犬。妊娠が確定してから予定日まではあっという間でしたね。


出産が始まる兆候を見逃さずに様子を見ていきましょう。


X線検査は済みましたか? 毎日の検温はしていますか?


出産間近になったら必ず家族がそばにいて、もしもの緊急事態に備えておきましょう。

出産の兆候

出産予定日の1週間くらい前から母犬の検温を行っていますね。グラフにしてつけていると体温の変化がわかりやすいです。


直腸での検温がうまくできない場合は内股に体温計を挟んで測りましょう。この場合は直腸よりも低く体温が計測されます。まず犬の平熱を知っておかなければいけません。


犬の平熱は直腸で測って38~38.5度くらいです。


この体温が、出産が近づくにつれて2日ほど前から少しずつ下がってきます。37度くらいまで下がると元の体温に戻り始めます。


この体温が上がり始めたときから数時間~10時間ほどで陣痛が始まります。母犬は落ち着きがなくなったり、急に甘えん坊になったりします。


出産当日になると、本能的な体の働きで、お腹の中を空にするという意味で食欲がなくなり、軟便や下痢になります。

犬の子宮内部仕組み

犬の子宮内部

陣痛

いよいよ陣痛が始まるとかすかな振るえがあり、呼吸も速くなります。これを繰り返しながら徐々に陣痛が強くなります。陣痛が強くなると体をこわばらせて一瞬呼吸を止めて力む様子を見せます。


もっと強い陣痛がくると、母犬は立ち上がって便を出すときのような姿勢をとり、強く力むようになります。


これを繰り返すことにより、胎児が徐々に子宮から産道に降りてきて陣痛と共に一気に産みおとされます。


中には横になったまま力んで出産する母犬もいます。

正常な出産

強い陣痛により外陰部から水様物の入った袋が見えてきます。この膜は見えたときにはすでに破れている場合もあり、胎児が直接見えている場合もあります。


難産にならない限りは心配はいりませんし、この段階までくれば最後の強い陣痛により、出産になります。


母犬は産まれた子犬を舐めて羊膜などを取り除き、へその緒を食いちぎります。 ※胎盤は母乳の出がよくなるので食べさせた方が良いとするのは昔の考えです。お腹を下す場合があるので食べさせない方がいいでしょう。


どうしてもという場合は1頭分だけにして、残りの胎盤は母犬が食べる前に取り除いてください。 母犬が産まれた子犬を舐める刺激で産声を上げます。すぐに母乳を求めて吸い付いて、母犬は子犬を舐めて世話を始めます。


次の陣痛がきたら先に産まれた子犬を保温箱に入れ、母犬が不安にならないように見えるところに置いてあげましょう。


次の陣痛が始まるまでは約15分~1時間です。


頭数の多い場合は時間もかなりかかりますし、あまりにも長時間になると途中から陣痛が微弱になり、難産になってしまうことがあるので注意が必要です。産まれた子犬の数と胎盤の数が合っているかも確認しましょう。


足りない場合はまだ子宮内に胎盤だけが残っている状態で、胎児がいないのに陣痛が起こってお産が続くような状態になってしまいます。


産後オリモノが続き、胎盤の数も合わなかった場合は獣医師の診察を受ける必要があります。

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助産する

本来は人間が手助けせずに、母犬に任せるのが一番の出産方法です。


信頼関係があり、そばにいて安心感を与えてあげるだけでも助産の役目を果たしています。


中には自力で産むことができずに手を貸しての助産が必要な場合もあります。


外陰部から胎児の頭や足が見えていて、強い陣痛もきているのに出産できない場合、出てきている頭や足を滑らないようにタオルなどでしっかりとつかんで、陣痛に合わせてゆっくりと引っ張り出します。


壊れそうで勇気のいることですが、母犬は助産を必要としています。不安であれば動物病院に連絡をして支持を仰いでください。


胎児が出てこないからといって、お腹の上から押すようなことだけは絶対にしてはいけません。


子宮破裂を起こして母子共に不幸な結果を招いてしまいます。


初めての出産で、子犬を産み落としてもどうしていいのか分からない母犬も中にはいます。この場合は人間が羊膜を破って呼吸できる状態にし、子犬を母犬に舐めさせます。


舐めない場合はお腹から2センチほどの場所を糸でしばり、胎盤側のへその緒を切り落としてタオルなどで少し強めに子犬をこすります。この刺激で産声を上げて自立呼吸を始めます。


子犬の産声を聞いて母犬が興味を示したら子犬を預けてみましょう。自分で舐めて世話を始めるかもしれません。


母乳を吸わせてみるのも母性本能が出てきますのでやってみましょう。母犬が自分でへその緒を噛み切って、血が止まらない場合も糸でしっかりと結んであげます。

体重測定

出産をして次の陣痛が始まるまで若干時間があります。産まれて産声をあげ、自分で呼吸ができるのを確認したら体重を測定して記録しておきましょう。


カラーなども一緒に記録しておくと後から混乱することがないでしょう。


子犬が順調に成長しているかを見るためにも体重測定は大変重要なことです。

COLUMN
~はなちゃんの出産

このサイトのモデル犬はなちゃんもいよいよ出産当日を迎えます。


どんなドラマが待っているのでしょうか。


なにやら事件のにおいがしますが……。

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