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子犬の離乳

離乳が始まる頃には子犬も順調に成長して可愛らしさが益々増していることでしょう。本来、母犬は自分の食べた物を吐き出して子犬に与えますが、現在のように人と常に一緒に暮らすようになった犬には、そのような行動は本能の中に残っていません。私たち人間が離乳のタイミングを見て離乳食を始めていきます。

離乳の時期

生後23日母乳を必要とする子犬には口唇反射というのが備わっていて、口に当たったものを吸うというのがあります。小指などで口元を突くと指先を力強く吸ってきます。生後3週間もたつとこの反射も消え、この時期には乳歯も生えてきます(画像は生後23日の子犬たち)。授乳のときに噛んだりするようになるので母犬は授乳を嫌がるようになります。この頃から離乳食を始めますが、大型犬の場合は栄養価のある良質のたんぱく質を大量に必要とするのでこの時期よりも早めに離乳食を始めてかまいません。人工哺乳の場合でも、生後2週間頃から始めてもさしつかえはありません。これはあくまでもだいたいの目安ですので、この生後3週間より遅くなっても早くても成長に大きく関わるものではありません。

離乳食

離乳食の与え方

子犬の成長にはたんぱく質が必要です。これらが多く含まれていて、尚且つ消化も良く、高カロリーなものを離乳食として与えましょう。例えば、濃いめに溶いたミルクで幼犬用フードをふやかしてペースト状にするなどです。
現在は昔と違い、離乳食として市販されているものもありますので、長い期間利用するものでもありませんので、購入してみるのもいいでしょう。毎回離乳食を作るのが時間的に困難な場合は、作り置きして1回分ずつに分けて冷凍保存をしてもいいでしょう。使うときに電子レンジで解凍してすぐ使えますので便利です。あまり冷たいままだとお腹を壊してしまいますので注意します。
味付けが薄いからといって、人間用のベビーフードを与える人も稀にいますが、犬には与えてはいけないものも中にはありますので使用するのは絶対にやめましょう。

今まで母犬の母乳を飲んで育ってきましたので、いきなり上手に離乳食を食べることはできません。離乳食に慣れることから始めますので、離乳食の開始の頃の量は、少量用意するだけで十分です。子犬の口の周りに離乳食を塗りつけて舐めさせたり、口の中の上あごに離乳食を塗ってあげるなどします。中々食べてくれないからと焦ることはありません。回数は、最初は1回、3〜4日目からは1日2回という感じで徐々に回数を増やしていきます。1週間から10日で離乳を完了させることができればいいでしょう。このときの回数は4〜5回です。子犬が離乳食を食べなくなったら終わりにし、無理に食べさせることのないようにします。便の状態を見ながら量を増やして行きましょう。慣れてきたら離乳食を徐々に固くしていきます。これも便の状態を見ながら行いましょう。離乳期の子犬の便は健康のバロメーターでもあります。

子犬の離乳食の食べ方

産まれて初めて離乳食を口にした子犬は驚きの表情を見せるかもしれません。とまどう表情もまた可愛らしいものです。最初は指先につけた離乳食をペロペロ舐めるだけだった子犬も、次第に離乳食に慣れて自分から口にするようになります。最初は食器に入れられた離乳食を上手に食べることはできないかもしれません。徐々に食器から食べるのにも慣れて上手に食べられるようになるでしょう。

COLUMN 〜5頭の子犬の離乳食

はなちゃんの子犬たちも、いよいよ離乳食が始まりました。口元に塗られた離乳食を舐めることもせず、上あごに塗られると変な顔をして吐き出してしまいます。最初はやはり母乳メインで進められました。次第に離乳食に興味を持ち始め、指先からペロペロと食べるようになり、食欲が旺盛になってきたので食器から与えることにしました。3つの食器に離乳食を入れ、5頭の前に置いてみます。食器の中に足を突っ込む子犬続出でしたが、我先にと離乳食にがっつくようになり、次第に食べ方も上手になって母乳を飲むことが徐々に減ってきました。そのうち水分は母乳ではなく、水入れから上手に飲むようになり、5頭の離乳は完了を迎えます。初めて水入れから水を飲む姿を見た飼い主さんは、感動と嬉しさで大喜びでした。